音楽を作らなくなって、また音楽が好きになった話。

最近、音楽との付き合い方が少し変わった気がする。10代の頃は、ただ純粋に音楽が好きだった。

Green Day、Sum 41、blink-182、SR-71、そしてL’Arc〜en〜Ciel。

好きな曲を何度も聴いて、気に入ったバンドがから関連するアーティストを探して、また新しい音楽に出会う。

毎月、バイト代がCDに代わって消えていったけど、あたらしい音源やバンドとの出会いが何より楽しかった思い出。

音楽を「聴く側」から「作る側」へ

高校生になると、自分でもバンドを組んで自然と音楽を作るようになった。

デモを作り、単音でメロディーを入れ、メンバーと意見を交わしながら曲を完成させていく。

自分が作った曲にドラマーのアイデアが加わって、想像していた以上にかっこよくなった瞬間は、今でも覚えている。一人で作っていたものが、メンバーの手によって自分の想像を超えていくような、バンドで音楽を作る面白さや醍醐味はそこにあった気がする。

一方で、バンド活動にはつらい思い出も多い。人間関係にはかなり苦労した。それでも最後には、自分たちなりに納得できる音源を残し、ライブをして活動を終えた。

やり残したという気持ちはない。今でも当時の音源を、たまに聴き返す。

もう一度バンドをやりたいとは思わない

そして今。もう一度バンドをやりたいとは思わない。

曲を作りたいという気持ちもない。でも、音楽は相変わらず好きだ。

新しい音楽を聴いて、「なんやこれ、めちゃくちゃかっこいいやん」と思える瞬間は、今でも普通にある。

いつの間にか、音楽を分析していた

20代の頃は、音楽を聴くとまずは分析して単純に楽しめていなかった気がする

ギターの音作りやドラムのフレーズ。曲の展開、コード進行。

「ここでなんでこの展開にしたんやろう」

「自分ならどう作るやろう」

そんなことばかり考えていた気がする。

もちろん、それはそれで楽しかった。

音楽を作っていたからこそ分かる面白さもあった。

でも、知らないうちに「単純に聴く」ということが少し難しくなっていたのかもしれない。

また、純粋に音楽を楽しめるようになった

今は違う。良い曲に出会えたら、それだけでうれしい。

ギターがどうとか、ミックスがどうとか、そんなことを考える前に、「この曲、好きやな」と思える。

音楽との付き合い方が、純粋に楽しんでいた10代の頃に少し戻ってきたのかもしれない。

一度「作る側」に行ったからこそ、また「聴く側」に戻った時の楽しさも分かるようになった。

そんな気もする。

音楽を作ることは、もうやり切った。

少なくとも、今の自分はそう思っている。

でも、音楽を好きでいることに終わりはない。

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