突然、親父からの連絡。この歳になると、普段あまり連絡を取らないこともあって親から突然の電話は正直ちょっと構えてしまう。
「何かあったんかな…」
恐る恐る電話に出てみると、
「元気かー?ところで携帯をdocomoからワイモバイルの変更することにした。安くなるらしいからなぁ」とのこと。
デジタル詳しくない親父がよくそこまでの考えに至ったものやな。頑張ったな親父よ。
30年近く使っていたdocomoから、まさかの乗り換え
たしか親父は、30年近くdocomoを使っていたはず。
平野ノラさんよろしく「シモシモ」の時代から、ずーっとdocomo。
しかも毎月の携帯料金は最低でも1万~2万。
そんな親父が、ついに格安SIMに乗り換えるという。
現役でバリバリ仕事をしているなら、通信エリアや回線品質を気にするのも分かります。
でも親父は今、8割方隠居生活。
スマホも電話やLINEを使う程度なので、料金を考えればワイモバイルの格安プランへの変更は全然アリだと思いました。
「親父もついに通信費を見直す気になったか」
少し感心して話しを聞いていると、どうも様子がおかしい。
「ソフトバンクエアーの確認です」
今回、高齢者の契約ということもあって、契約内容について親族にも確認する仕組みがあるらしく、自分のところにも連絡が来た。
ワイモバイルへ変更すること自体は事前に聞いていたけど、電話口で突然
「ソフトバンクエアーについてですが……」という話が出てきた。
ソフトバンクエアー?そんなもの契約するなんて一言も聞いてないぞ。
何のことかよく分からなかったので、一度親父に代わってもらいました。
「ソフトバンクエアーも契約するん?」
と聞いてみると、
本人もいまいちよく分かっていない。
どうやら、「これを一緒に契約すると安くなるみたいでなぁ、、、40GBもいらんねんけど云々・・・」
というような説明を受けて、そのまま話が進んでいたようでした。
本人が理解していない契約を、家族はどう確認すればいいのか
さすがに不安になる。親父の家は既にひかり回線が引かれており、速度もある程度出てる。
動画視聴にも全く困っていない。どう考えても親父が欲しがるとは思えない。
これはヤッってんな。。。
少なくとも自分と話している時点では、親父はソフトバンクエアーがどういうサービスなのか、料金がどうなるのか、解約した場合にどうなるのかを、あまり理解していないように見えた。
そこで担当の方に、
「事前に説明したということですけど、本人が分かってないですよね。どういうことですか?」
と聞いたところ
「自分の説明が不足していました。すみません」
とのこと。
……ん?
さっきは「事前に説明しました」と言っていたのに、今度は「説明が不足していました」。
そこで、もう少し突っ込んで聞きました。
「説明したけど本人に伝わっていなかった、ということですか?」
「それとも、契約すると安くなるというメリットは説明したけど、解約時にかかる費用や端末代の残債みたいなデメリットは、そもそも説明していなかったということですか?」
返ってきたのは、
「説明不足でした、、すみません、、」という言葉。
もちろん実際には、親父が説明を聞いていて忘れてしまった可能性もあるし、むしろ高い。
だから「説明していなかった」と自分から断定することはできない。
ただ、その場で担当者から明確な説明が返ってこなかったことで、自分の中の不信感は一気に大きくなった。
しかも、肝心の契約者本人に聞いても、
「なんか安くなるらしい」くらいしか理解していない。
何を契約するのか。
毎月いくら払うのか。
解約したらどうなるのか。
端末代は残るのか。
そのあたりが分からないまま話が進んでいる。
そこで、さすがに自分も頭にきてしまいました。
「高齢者をカモにするようなことするなよ」
かなり強い口調で言い方も強かったと思いますが、正直な気持ちです。
親父は30年近く同じ携帯会社を使い続けてきて、料金プランや通信サービスに詳しい人間でもありません。
そんな人が「一緒に契約すれば安くなる」と言われて、よく分からないまま別の商品まで契約しようとしている。
家族としてその状況を目の前にしたら、「ちょっと待ってくれ」となるにきまってる。
結局、その日は何も契約せず帰宅
最終的には、その日はワイモバイルのSIM契約もせず。もちろん、ソフトバンクエアーも。
一度持ち帰って考えることになったみたいやけど、結果的にはそれで良かったと思う。
ワイモバイルへの変更そのものは、今の親父の使い方を考えれば悪い選択ではなく、むしろ選択としては正しいと思うし、その通り伝えた。
ただ、「安くなるから」という理由だけで、不要なサービスまで一緒に契約する必要はない。
そこは別の話し。
通信サービスって、やっぱり分かりづらい
今回の件で改めて感じたのが、通信サービスの契約って本当に複雑だということです。
スマホの料金プランやらセット割やら、キャンペーン、端末代、固定回線、ホームルーター
それぞれ単体ならまだ分かるけど
「これとこれを一緒に契約すると安くなります」
「この割引を使うと月々これくらいになります」
複数の商品やキャンペーンが組み合わされると、一気に分かりづらくなる。
自分でも通信関係の契約を調べる時は面倒だと感じるくらいなので。
それを普段こういうサービスを調べない高齢者が、店頭で一度説明を受けただけで全部理解するのは無理がある。
それに加え、メリットだけ聞いて「安くなる」というパワーワードに出されたら
「まぁそれでいっか」となってしまう高齢者がいても全然不思議じゃない。
「家族に確認する」だけでは足りない気がする
強引な契約で押し切られて後々クレームが多発しているので、再発防止策をとっているという穿った見方もできますが、親族に確認連絡が来たこと自体は良い仕組みだと思います。
ただ、家族に電話をかけて、「この契約で大丈夫ですか?」と聞くだけで、はたして意味あるんでしょうか。
だって、契約する本人が内容をよく理解していないんですよ。
家族側も、その場で初めて商品名を聞かされて、
「大丈夫ですか?」と言われても何も判断できません。大丈夫かと聞きたいのはこちらですよって。
高齢者の契約トラブルを防ぐために家族へ確認するのであれば、
本人が何を契約しようとしているのか。
月額はいくらなのか。
割引が終わった後はいくらになるのか。
解約時に何が発生するのか。
端末代や残債はあるのか。
そこまで含めて確認できる仕組みの方が、意味があるように思います。
親の携帯料金、一度聞いてみてもいいかもしれない
今回、たまたま自分のところに連絡が来たので、契約前に話を聞くことができた。
もしそのまま親父だけで話が進んでいたら、きっと後悔してたんじゃないかな。
親が高齢になってくると、こういうことも増えてくるんでしょうね。
通信契約だけではなく、保険やサブスク、ネット通販など、本人がよく分からないまま契約してしまうものは他にもあるはず。
普段、親の携帯料金なんてほとんど気にしてなかったけど、今回のことでたまには確認した方がいいのかもしれないなと思いました。
「携帯代、今いくら払ってるん?」
そんな一言からでもいいのかもしれません。



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